こんにちは。パパスです。
今回はMacでPythonをインストールする手順をご紹介します。それでは始めていきましょう。
Homeblewのインストール
インストール状況確認
ターミナルなどで下記コマンドを実行し、Homeblewがインストールされているか確認します。
$ brew --version
実行すると下記いずれかのように表示されます。
# インストールされている場合
$ brew --version
Homebrew 2.2.3
Homebrew/homebrew-core (git revision 03fa23; last commit 2020-01-20)
# インストールされていない場合
$ brew --version
-bash: brew: command not found
インストールされていた場合、念のため下記コマンドを実行してバージョンを更新しておきましょう。
# Homebrewをアップデート
$ brew update
# パッケージをアップデート
$ brew upgrade
更新した後はpyenvのインストールまでお進みください。
上記コマンドが動かない場合は再インストールしてみましょう。もしエラーが出た場合は下記記事を参照してみてください。
インストール
下記を実行し、Homebrewをインストールします。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
パスワードを聞かれるので、ご自身がPCにログインする際に使用しているパスワードを入力しましょう。少し時間がかかるので放置します。終わったらもう一度下記コマンドで確認しましょう。
$ brew --version
インストールしたバージョンが表示されればOKです。
pyenvのインストール
インストール状況確認
下記コマンドでpyenvがインストールされているか確認します。
$ pyenv -v
実行すると下記いずれかのように表示されます。
# インストールされている場合
$ pyenv -v
pyenv 1.2.22
# インストールされていない場合
$ pyenv -v
-bash: pyenv: command not found
インストール済みの方はPythonのインストールまでお進みください。
インストール
下記を実行し、pyenvをインストールします。
$ brew install pyenv
インストールが終わったら下記コマンドで確認します。
$ pyenv -v
インストールしたバージョンが表示されればOKです。
pyenvの設定
続いてpyenvの設定を行います。ご自身の環境にあわせてbash、Zshいずれかの3行を実行してください。
区別がつかない方はターミナルの上部を確認してみてください。-bashのように書かれています。
# bashの場合
$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo -e 'if command -v pyenv 1>/dev/null 2>&1; then\n eval "$(pyenv init -)"\nfi' >> ~/.bash_profile
# Zshの場合
$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.zshrc
$ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
$ echo -e 'if command -v pyenv 1>/dev/null 2>&1; then\n eval "$(pyenv init -)"\nfi' >> ~/.zshrc
Pythonのインストール
ようやくPythonのインストールです。
先ほどインストールしたpyenvで複数のバージョンのPythonを管理できるようになっています。
インストールできるバージョンを確認
まずはインストールできるバージョンを確認します。
$ pyenv install --list
以下のように沢山表示されます。
$ pyenv install --list
Available versions:
2.1.3
2.2.3
--- 省略 ---
3.8.7
3.9.0
3.9-dev
3.9.1
3.10-dev
--- 省略 ---
インストール
上記結果からインストールするバージョンを選択します。
今回は3.9.1をインストールしてみたいと思います。
$ pyenv install 3.9.1
インストールが終わったら下記コマンドで確認します。
$ pyenv versions
3.9.1が追加されていますね。
$ pyenv versions
* system (set by /Users/papas/.pyenv/version)
3.9.1
使用するPythonのバージョンを設定する
先程インストールしたバージョン3.9.1を使うように設定します。
$ pyenv global 3.9.1
もう一度バージョンを確認すると、*が3.9.1の方に移動して切り替わりました。
$ pyenv versions
system
* 3.9.1 (set by /Users/papas/.pyenv/version)
おわりに
お疲れ様でした。
手順が多く、コマンドでの作業になるので少し大変ですね。
環境さえできればWebアプリや機械学習なんかが出来るので頑張りましょう!